所謂キャリアアンカー的なもの

僕らはみんな生きている。

 

社会の中で、生きたり死んだりする。

 

その上で、色々なことが必要になる。

 

全部ひとりでやっていると、大変だ。

 

だから僕たちは、それらを分担して、持ちつ持たれつの関係で暮らしている。

 

怪我や病気を治す人、弔う人、お産を手伝う人、食べ物を作る人、家を作る人、などなど。

 

当然、みんながみんな別のことにはならなくて、同じ種類のことをする人が出てくる。

 

それだったら組織化して集約すれば、効率的になる。

 

だから、組織が生まれるのは必然だ。

 

組織の中で働くことも、理に適った行為だ。

 

でも、それだけじゃ上手くいかないことが、色々と起こっている。

 

なぜか?

 

生きている過程で、状況が色々と変わって、組織と自分の折り合いがつかなくなることがあるからだ。

 

そうなると、人は苦しむ。

 

同時に、組織や組織の中にいる他の人も苦しむ。

 

そうなったら、色々な工夫をしたり、時間が解決するのを待ったりするのも手だ。

 

或いは、組織を離れるのも手だ。

 

でも、ここからはなかなかそうはいかなくて、苦しみ続けて麻痺していく人も多い。

 

この「なかなかそうはいかない」状況が、まずいのだ。

 

もっと自由に組織を出たり入ったり移ったり出来れば良い。

 

状況が変わったんだから、それに合わせて変われば良い。

 

組織でそこの自由さを保障することが難しいなら、それはみんながお金を出している国や県がやれば良い。

 

そんな社会の仕組みを、作っていこう。

 

その為に色んな取り組みを、仕掛けていく。